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帯状疱疹

「急に皮膚がヒリヒリして、そのあと赤いぶつぶつが出てきた」
「帯状に広がる発疹と、耐えがたい神経痛がある」
「以前水ぼうそうにかかったことがあるけど関係あるの?」

このような症状は、「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」の可能性があります。
早期に治療を開始することで、重症化や後遺症のリスクを減らすことができます。

東白壁クリニックでは、迅速な診断と治療、必要に応じて形成外科の視点から瘢痕や痛みのケアまでトータルで対応いたします。

帯状疱疹とは?

帯状疱疹は、水ぼうそうのウイルス(※水痘・帯状疱疹ウイルス)によって起こる皮膚の病気です。

子どもの頃に水ぼうそうにかかると、ウイルスは完全には体外に排除されず、神経の奥に潜んだまま残っています。
加齢やストレス、免疫力の低下などをきっかけに、再活性化することで帯状疱疹を発症します。

帯状疱疹の主な症状

以下のような症状がある方は、できるだけ早く医療機関を受診してください。

  • 体の片側だけに、帯状に赤い発疹や水ぶくれが出る

  • 発疹が出る数日前からピリピリ・ズキズキする神経痛がある

  • 顔、胸、背中、腕、足など、神経に沿って帯状に広がる

  • 痛みが強く、夜も眠れないほどのケースもある

※症状がはっきり出る前の段階では「皮膚がヒリヒリする」「触ると敏感」といった違和感だけのこともあり、初期段階での見極めが重要です。

帯状疱疹の治療について

治療は発症から72時間以内に開始することが望ましいとされています。

1. 抗ウイルス薬(内服薬)

  • ウイルスの増殖を抑え、症状の悪化や長期化を防ぎます

  • 通常は内服薬を1週間程度使用しますが、重症例では点滴による治療が必要になることもあります(総合病院紹介)

2. 痛み止め・神経痛対策

  • 帯状疱疹では神経の痛みが強くなることがあり、痛み止めや神経障害性疼痛薬を併用することがあります

  • 当院では、皮膚の状態だけでなく「痛みのコントロール」も大切に診療しています

3. 外用薬

  • 発疹部位には炎症を抑える軟膏を使用します

  • 二次感染の予防のため、皮膚を清潔に保つケアも大切です

帯状疱疹の予防について

ワクチン接種

帯状疱疹の発症やその合併症を予防するための帯状疱疹ワクチンがあります。(※2025年度から、65歳の方などへの帯状疱疹ワクチンの予防接種が、予防接種法に基づく定期接種の対象になりました)

当院ではワクチン接種を受け付けておりませんが、当院提携クリニックのおなか内科東白壁クリニックで接種可能となっております。

帯状疱疹後神経痛(PHN)について

帯状疱疹が治ったあとも、痛みが3か月以上続く場合があります。これを帯状疱疹後神経痛(PHN)と呼びます。

特に高齢の方や、発症時の痛みが強かった方に起こりやすく、QOL(生活の質)を大きく損なう原因となります。

当院では、早期の治療と継続的な痛みのケアを行うことで、PHNのリスクをできる限り抑えることを目指しています。

よくある質問(帯状疱疹)

Q1. 周りの人にうつることはありますか?

A1. 帯状疱疹自体はうつりませんが、発疹の水ぶくれに触れた場合、水ぼうそうにかかったことのない人に感染する可能性があります。

Q2. 何科を受診すればいいですか?

A2. 皮膚科で診察・治療が可能です。

Q3. 市販薬では治りませんか?

A3. 市販薬ではウイルスの増殖を止めることはできません。医療機関での抗ウイルス薬が必要です。

院長より

帯状疱疹は、「早期発見・早期治療」がその後の経過を大きく左右する疾患です。
ヒリヒリした違和感や、見慣れない湿疹が出てきた場合は、できるだけ早くご相談ください。

当院では、痛みや見た目のケアまで含めてトータルに対応しております。
皮膚科・形成外科の連携を活かし、後遺症を残さないようにサポートいたします。

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