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にきび(保険)

「繰り返すにきび、皮膚科で本当に治るの?」
「市販薬を使っても良くならない…」

こうしたお悩みをお持ちの方は少なくありません。
にきび(医学的には「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」と呼ばれる皮膚の病気)は、保険診療でしっかりと治療が可能です。

当院では、保険適用の外用薬や内服薬、スキンケア指導を組み合わせて、再発しにくい肌を一緒に目指します。年齢・性別を問わず、にきびに悩むすべての方のための治療をご提案しています。

にきびは皮膚の病気です

にきびはただの思春期の一過性の肌トラブルではなく、毛穴に皮脂が詰まり、炎症を起こすことで発症する「慢性の皮膚疾患」です。

正しい診断と治療を行うことで、早期に改善し、跡が残るのを防ぐことも可能です。

にきびの原因について

にきびは以下のような複数の要因が重なって発症します。

  • 皮脂の過剰分泌

  • 毛穴の出口の角質肥厚(ターンオーバーの乱れ)

  • アクネ菌の繁殖による炎症

  • 生活習慣やストレス、ホルモンバランスの乱れ

思春期の方だけでなく、20代〜40代の「大人にきび」も増えています。

保険でできるにきびの治療

にきびの保険診療では、医師の診察にもとづき、症状や肌質に応じて外用薬や内服薬を処方します。美容医療を受けなくても、正しい保険治療で改善できるケースも多くあります。                       

詳しいにきび治療の説明はこちらをご参照ください⇒maruhoホームページhttps://www.maruho.co.jp/kanja/nikibi/

1. 外用薬(塗り薬)

主に以下の薬を使用します:にきびの種類や皮膚の状態により組み合わせて処方します。

  • ディフェリンゲル®(アダパレン):毛穴のつまりを改善し、新しいにきびの予防に効果があります。

  • BPO製剤(べピオ:過酸化ベンゾイル):ピーリング作用+アクネ菌への抗菌作用があり、赤にきびに有効です。

  • エピデュオゲル®(アダパレン/過酸化ベンゾイル ):初期から炎症性まで幅広く対応。

  • ダラシンTゲル®、ゼビアックスローション®など:炎症の強い急性期において使用します。                               

2. 内服薬(飲み薬)

  • 抗菌薬(ミノマイシンなど)
     炎症の強い急性期において使用します。

  • ビタミン剤(ビタミンB6、ビタミンC)
     皮脂の代謝を助け、肌の状態を整える働きがあります。

3. スキンケア指導

  • 洗顔・保湿の見直し

  • ノンコメドジェニック(にきびを悪化させにくい)化粧品の選び方

  • 食生活や睡眠など生活習慣へのアドバイスも行います

保険診療でにきびはどこまで治せる?

にきびの炎症を抑え、毛穴の詰まりを改善して、新しいにきびをできにくくするところまでが保険診療の範囲です。

ただし、以下のような美容目的の治療は保険適用外(自由診療)となります:

  • にきび跡の凹みや色素沈着を改善したい

  • 毛穴を引き締めたい

  • 美白や肌質改善もしたい

そのような場合は、美容皮膚科での自費治療をご案内していますが、まずは保険診療で肌の状態を整えることが治療の第一歩です。

にきび(保険)についてのよくある質問

Q1. 初診でも保険治療は受けられますか?

A1. はい、初診から保険適用で治療が可能です。問診と診察の上、お肌に合ったお薬を処方します。

Q2. 自分に合う薬がわかりません。副作用も心配です。

A2. 外用薬によっては赤みや乾燥などの副作用が出ることもありますが、塗る量や頻度を調整することでコントロール可能です。医師と相談しながら進めていきましょう。

Q3. にきび跡は保険で治せますか?

A3. クレーター状の凹みに関しては、美容皮膚科の領域になるため、自由診療をご案内しています。

院長より

にきびは、放っておくと炎症が繰り返され、「にきび跡」として一生残ってしまうこともある皮膚の病気です。

当院では、保険でできる範囲の中でも、効果的な薬剤を組み合わせ、患者さま一人ひとりに合った治療を大切にしています。

思春期の方はもちろん、大人にきびやマスクによる肌荒れにお悩みの方も、安心してご相談ください。

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