眼瞼下垂症・逆さまつげ
「まぶたが重たくて、目を開けるのがつらい」
「最近、視界が狭くなった気がする」
「まつげが目に当たって、涙が出たりゴロゴロする」
「お子さまの目が常に充血している」
このようなお悩みは、眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう)や逆さまつげ(さかさまつげ)=内反症(ないはんしょう)が原因の可能性があります。
いずれも、見た目だけではなく「目の機能」に大きく関わる疾患です。
東白壁クリニックでは、形成外科専門医による保険適用の手術に対応しております。自然な仕上がりを大切にしながら、機能回復と見た目の改善を両立するよう治療を行っています。
※手術に必要な血液検査もあるため、基本的には当日の手術は行っておりません。後日、予約日に手術となりますのでご了承ください。
眼瞼下垂症とは?
眼瞼下垂とは、まぶたを上げる筋肉の力が弱くなったり、皮膚が垂れ下がることで、まぶたが下がってしまう状態です。
目が開きにくくなることで、視界が狭くなったり、額にシワが寄るなどの影響も出てきます。
【主な症状】
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上まぶたが下がって目が小さく見える
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夕方になると目が開きづらい
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眉を上げて目を開けるクセがある(額にシワができる)
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頭痛・肩こり・疲れ目がある
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無意識にあごを上げて物を見るようになった
逆さまつげ(内反症)とは?
逆さまつげは、まつげが内側を向いて生えてしまい、目の表面に当たってしまう状態です。
子どもから大人まで見られ、まつげが角膜を傷つけることで視力に影響を与えることもあります。
【主な症状】
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目がゴロゴロする、しょっちゅう涙が出る
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目をこするクセがある
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目の充血が続く
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まつげが目の中に入って痛みを感じる
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お子さまがまぶしそうに目を細めている
原因について
眼瞼下垂の原因
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加齢による筋肉や皮膚のたるみ
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コンタクトレンズの長期使用(特にハードコンタクト)
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生まれつきまぶたを開ける力が弱い先天性下垂
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外傷や神経麻痺による後天的な下垂
逆さまつげの原因
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まぶたの内反(眼瞼内反症)
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まつげの生え方の異常(睫毛乱生)
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顔の骨格や成長の影響(特に乳幼児)
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加齢によるまぶたのゆるみ
治療法について
当院では、眼瞼下垂・逆さまつげの状態に応じて、保険適用の形成外科手術を行っています。
眼瞼下垂症の治療
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挙筋前転法(保険適用)
上まぶたの筋肉(眼瞼挙筋)を短縮して、目がしっかり開くように整えます。
表情の変化も自然になるよう、左右差や皮膚のたるみも考慮します。 -
皮膚切除のみの場合(軽度の皮膚のたるみが主な原因のとき)
まぶたの余った皮膚を切除して、視界を改善します。
逆さまつげの治療
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まぶたの位置異常を整える手術(眼瞼内反手術)
まぶたの縁の向きを外向きにする手術で、まつげが当たらないようにします。 -
成長による自然改善の経過観察(小児の場合)
お子さまの場合、成長とともに改善するケースもあります。
よくある質問(眼瞼下垂・逆さまつげ)
Q1. 手術は保険が使えますか?
A1. 視野障害や症状があれば、保険適用の対象となります。美容目的の手術は当院は行っておりません。
Q2. 手術後の傷あとが心配です…
A2. まぶたのシワに沿って切開するため、時間とともに目立ちにくくなります。形成外科的に配慮した縫合を行います。
Q3. 子どもの逆さまつげはいつ手術したらいいですか?
A3. まぶたが強く内側に巻いている場合や、角膜への影響が見られる場合には早期手術が推奨されます。まずは診察で状態を確認しましょう。
院長より
眼瞼下垂や逆さまつげは、見た目の問題だけでなく、視界・目の疲れ・生活の質に大きな影響を与えることがあります。
当院では、形成外科の専門的視点から、見た目の自然さと機能の改善を両立する手術を心がけています。
「手術が必要なのか、様子を見るべきか」
「左右差が気になる」「子どもだけど大丈夫?」
そのようなご相談だけでも構いませんので、どうぞお気軽にご相談ください。
