湿疹
「かゆくて掻いていたら、赤く腫れてジュクジュクしてきた」
「季節の変わり目になると、肌がかさついて湿疹が出る」
「子どもの肌にポツポツと湿疹が…アトピー?」
このようなお悩みをお持ちの方は、「湿疹(しっしん)」が原因かもしれません。
湿疹は非常に身近な皮膚のトラブルであり、子どもから大人、ご高齢の方まで幅広い年齢層でよく見られます。
一口に「湿疹」と言っても、その原因や症状はさまざまで、正確な診断と適切な治療が必要です。
私たち東白壁クリニックでは、丁寧な診察で、お一人おひとりの症状に合わせた治療をご提案しています。
湿疹とは?
湿疹とは、皮膚の表面に炎症が起こっている状態のことです。
赤み・かゆみ・ぶつぶつ・カサカサ・ジュクジュク・かさぶた など、症状はさまざまですが、「肌のバリア機能の低下」と「外部からの刺激・アレルゲン」などが関与しています。
以下のような症状がある場合は、湿疹の可能性があります。
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皮膚が赤くなってかゆい
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ポツポツとした赤みやぶつぶつが出る
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掻くことでじゅくじゅく・かさぶた・色素沈着が残る
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慢性的に同じ部位に繰り返す
湿疹の主な原因
湿疹の原因はさまざまですが、以下のようなものがよく見られます。
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乾燥(肌の水分不足によるかゆみや炎症)
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アレルギー(食べ物、金属、植物、ハウスダスト、ダニなど)
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刺激物との接触(洗剤、シャンプー、衣類、汗など)
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体質・遺伝的な要因(アトピー素因など)
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ストレスや体調不良による皮膚の抵抗力低下
原因を1つに特定するのが難しい場合も多く、生活環境や職業、体質を考慮しながら診断していきます。
湿疹に関連する病気
湿疹のように見えて、他の皮膚疾患の可能性もあります。
| 疾患名 | 特徴 |
|---|---|
| アトピー性皮膚炎 | 慢性的に繰り返す強いかゆみ。乾燥やアレルギーが関与。 |
| 接触性皮膚炎 | アレルギーや刺激物との接触によって起こる湿疹。 |
| じんましん | 数時間〜1日で消える一過性の赤みや膨疹。 |
| 皮脂欠乏性湿疹 | 乾燥によって皮膚がかゆくなり、赤くなる。特に高齢者に多い。 |
湿疹の治療方法
湿疹の治療は、炎症を抑えること、原因や悪化因子を取り除くこと、肌のバリア機能を回復させることの3つが基本です。
1. 外用薬治療
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ステロイド外用薬:炎症を素早く抑えます
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保湿剤:皮膚の乾燥を防ぎ、再発予防に有効です
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抗ヒスタミン薬の内服:かゆみを抑える内服薬を併用することもあります
症状に応じて、薬の強さや種類を使い分けます。
2. 生活環境の見直し
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洗剤・シャンプーの種類の見直し
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皮膚にやさしい衣類の選択
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汗をかいたら早めに洗い流す
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過度な掻破(かきこわし)を防ぐ工夫
特にお子さまの場合は、保護者の方との二人三脚で生活指導も含めた治療を進めます。
よくある質問(湿疹)
Q1. 湿疹とアトピーの違いは何ですか?
A1. アトピー性皮膚炎は体質的な要素や慢性的に繰り返す傾向がある湿疹です。湿疹はより広い概念で、一時的なものも含まれます。
Q2. ステロイドは使っても大丈夫ですか?
A2. 正しく使えば非常に効果的で安全な治療法です。強さ・塗り方・期間を医師が指導しますので、ご安心ください。
Q3. 湿疹が治ったように見えるけど薬は続けた方がいいですか?
A3. はい、見た目が治っても皮膚の中で炎症が残っていることがあります。医師の指示に従って少しずつ減らしていきましょう。
院長より
湿疹はとても身近な皮膚のトラブルですが、繰り返したり、かき壊して跡が残ったりすると、日常生活のストレスになることも少なくありません。
当院では、皮膚の状態を丁寧に観察しながら、無理のない治療を提案することを心がけています。
ご自身で「ただのかぶれかな?」と様子を見ていたら悪化してしまった…というケースもよくあります。
どんな些細な皮膚トラブルでも、お気軽にご相談ください。
